YouTube動画に音楽を入れたいものの、どの音源なら収益化した動画に使えるのか、概要欄にクレジットを書く必要があるのか、後から著作権侵害を指摘されないかと不安を感じる人は少なくありません。
検索結果に表示される「著作権フリー」「商用利用可能」「ロイヤリティフリー」という言葉は同じ意味ではなく、無料でダウンロードできる音源でも、利用目的、加工方法、クレジット表記、音源を主役にした動画への使用などに条件が設けられていることがあります。
安全に音源を使うには、有名なサイトを選ぶだけでなく、公式の利用規約を読み、使用した楽曲名やダウンロード元を記録し、公開前にYouTubeの著作権確認を受けることが重要です。
ここでは、2026年6月時点で公式サイトと利用条件を確認できる代表的な無料音源サイトを紹介しながら、収益化動画での使いやすさ、クレジット表記の有無、Content IDへの備え、動画に合うBGMの選び方まで具体的に整理します。
YouTubeで使える著作権フリー音源サイトおすすめ8選

YouTube用の無料音源を探す際は、曲数の多さだけでなく、自分が作る動画の用途を利用規約が認めているか、収益化後も同じ条件で使えるか、クレジット表記を実行できるかという視点で候補を絞る必要があります。
今回紹介するサイトはいずれも動画制作に利用できる音源を提供していますが、著作権そのものが消滅しているわけではなく、それぞれの権利者が定めたライセンスの範囲で使用が許可されています。
サイト全体の基本規約に加えて楽曲個別の条件が設定される場合もあるため、ダウンロードする時点で最新情報を確認し、自分のチャンネル運営に合うサービスを選びましょう。
YouTubeオーディオライブラリ
YouTubeオーディオライブラリは、YouTube Studioから音楽と効果音を探してダウンロードできる公式機能であり、初めて動画にBGMを入れる人が最初に確認したい選択肢です。
ジャンル、ムード、アーティスト、曲の長さ、追加日などで絞り込めるため、明るい商品紹介、落ち着いた解説、緊張感のあるゲーム実況など、動画の雰囲気に合う音源を比較的短時間で探せます。
楽曲には、帰属表示が不要なYouTubeオーディオライブラリの標準ライセンスと、指定された形式で著作者情報を記載する必要があるクリエイティブ・コモンズの音源があるため、ダウンロード画面の表示を見落とさないことが大切です。
帰属表示が必要な曲を選んだ場合は、表示されたクレジット情報をコピーして動画の概要欄に掲載し、チャンネル内で表記方法を統一しておくと、過去動画を確認するときにも管理しやすくなります。
YouTube自身が提供する場所から探せる安心感があり、効果音も一緒に入手できるため、外部サイトの複雑な規約を読むことに慣れていない初心者や、まず一本の動画を完成させたい人に特に向いています。
DOVA-SYNDROME
DOVA-SYNDROMEは、多数の作曲者が提供するBGM、ジングル、効果音を公開しており、日常系、かわいい雰囲気、和風、ホラー、企業向け、ゲーム風など、日本語動画になじみやすい音源を幅広く探せます。
雰囲気、速さ、楽器、用途などのタグを使った検索が充実しているため、曲名を知らない状態でも「明るいピアノ」「ゆったりした日常」「疾走感のあるロック」のような動画のイメージから候補を絞り込める点が便利です。
公式ライセンスでは、条件を守る限り個人、法人、営利、非営利を問わず制作物の背景音楽として利用でき、原則として著作権表示も不要とされていますが、作曲者が個別条件を定めている場合はその内容も確認する必要があります。
音源を主役にした作業用BGM動画、音楽紹介動画、音源の再配布、許可されていない音楽的な二次著作物などは通常の背景音楽利用とは扱いが異なるため、静止画に一曲を載せるだけの動画やBGM集を作りたい人は特に注意が必要です。
選択肢の多さと日本の動画との相性を重視する人に向いていますが、使用した曲のページ、作曲者名、ダウンロード日を保存し、YouTube上で申し立てが表示された場合に公式案内を確認できる状態にしておくと安心です。
BGMer
BGMerは、動画の会話やナレーションを邪魔しにくいBGMを探しやすく、Vlog、商品紹介、ビジネス系の解説、雑談配信、店舗紹介など、日常的なYouTubeコンテンツに合わせやすい音源サイトです。
利用規約では、個人利用と商用利用の双方に無料で使用でき、通常の動画BGMとして使う場合はクレジット表記や利用報告が必須ではないと案内されているため、投稿本数が多いチャンネルでも運用しやすいでしょう。
楽曲のアレンジや改変も認められているので、動画の長さに合わせて一部をカットする、フェードインやフェードアウトを入れる、ナレーションに合わせて音量を調整するといった一般的な編集にも対応できます。
一方で、音源を自分の作品だと偽る行為、無断販売、著作権管理団体やYouTube Content IDへの登録は禁止されており、BGM紹介動画や転載を目的とする動画ではクレジットが求められる場合があります。
概要欄を簡潔に保ちたい人や収益化チャンネルで継続的に使えるBGMを探している人に適していますが、クレジットが任意であってもサイト名と楽曲名を記録しておくと、視聴者から曲について質問された際にも答えやすくなります。
OtoLogic
OtoLogicは、BGMだけでなくジングルや効果音も整理されており、画面切り替え、テロップ表示、決定音、歓声、生活音などを加えて動画編集の完成度を高めたい人に使いやすい素材サイトです。
一人のサウンドクリエイターが中心となって制作しているため、音質や作風に一定の統一感があり、シリーズ動画で複数の素材を使っても全体の音の印象をまとめやすいという特徴があります。
通常ライセンスはCC BY 4.0を採用しており、動画、ゲーム、ラジオなどのメディアで商用利用や加工が認められる一方、無料で利用する場合はOtoLogicの素材を使用していることがわかるクレジット表記が必要です。
クレジットを掲載できない案件や、企業の広告動画で権利表記を省きたい場合には有償ライセンスが用意されているため、無料か有料かを制作物の公開方法に合わせて選べます。
BGMと効果音を同じサイトからまとめてそろえたい人や、ライセンス条件が明確な素材を選びたい人に向いており、概要欄のテンプレートに指定の権利者表記を登録しておけば記載漏れを防ぎやすくなります。
MusMus
MusMusは、ポップス、ジャズ、ラテン、和風、ゲーム、チップチューンなど多様な作風の音楽を公開しており、個性的で耳に残るBGMを使ってチャンネルの雰囲気を作りたい人に向いています。
音楽素材利用規約では、使用するコンテンツに著作権表示を行うことで、商用と非商用を問わず無料でBGMとして利用できるため、収益化済みのYouTubeチャンネルでも規約に沿って使用できます。
無料利用では指定された著作権表記が重要になるので、動画ごとに書き方を変えるのではなく、概要欄の共通テンプレートに「BGM:MusMus」などの必要情報を登録しておくと掲載忘れを減らせます。
楽曲を聴かせること自体を目的とした動画、素材としての二次配布、YouTube Content IDへの登録、AIや機械学習の学習データとしての利用などは禁止されており、Spotifyなどの配信サービスから取得した音源を素材として使うことも避けなければなりません。
楽曲の存在感が強いため、オープニング、料理動画、旅動画、ゲーム実況などに個性を出したい場合に有力ですが、BGMがナレーションより目立つと内容を聞き取りにくくなるので音量調整も丁寧に行いましょう。
甘茶の音楽工房
甘茶の音楽工房は、アコースティック、ヒーリング、幻想的、コミカル、ホラー、エレクトロなど幅広い雰囲気の音楽を公開しており、物語性のある映像や落ち着いた解説動画に合わせやすいサイトです。
楽曲がジャンルやイメージごとに分けられているため、難しい音楽用語を知らなくても、動画を見た人に感じてほしい感情からBGMを探しやすく、複数の候補を試聴しながら比較できます。
利用規約では、公開中の音楽素材を個人利用と商用利用の双方で使用できますが、著作権は放棄されておらず、音楽だけの販売や二次配布、作曲者を偽る行為などは禁止されています。
一部の楽曲ページには、第三者による不正なContent ID登録の可能性などを理由として、問題が解決するまでYouTubeでの新規利用を控えるよう案内が表示される場合があるため、トップページの説明だけでなく使用予定曲の個別ページも確認しましょう。
優しいピアノや静かな情景を表現する曲を探す人に適していますが、長期間運営するチャンネルでは、使用した曲のURLと規約画面を保存し、公開前に著作権確認の結果を見る習慣を作ることが大切です。
魔王魂
魔王魂は、壮大なバトル曲、ロック、オーケストラ、ファンタジー系BGM、歌もの、効果音など、動画の盛り上がりを明確に演出できる力強い音源を探しやすいサイトです。
ゲーム実況のボス戦、ランキング発表、スポーツ、アニメ風の企画、オープニングなど、音楽で印象を強く残したい場面に向いており、楽曲のカット、ピッチ、尺、音量などの加工も広く認められています。
音楽利用のルールでは、個人、法人、商用を問わず使用でき、許可申請や利用報告も不要とされていますが、YouTubeで使用するときは原則として動画内または概要欄に「音楽:魔王魂」などの著作表記が必要です。
著作者を偽る行為、音楽配信サービスでの販売、著作権管理団体への登録、他の素材サイトへの転載などは禁止されており、ストアで購入した音源はリスニング用であって素材として利用できない点も区別する必要があります。
迫力やドラマ性を優先したい動画には魅力的な候補ですが、著作表記が必要なサイトであることを制作メンバー全員に共有し、公開担当者が概要欄を確認する工程を設けると安全に運用できます。
Pixabay
Pixabayは、世界中のクリエイターが提供する音楽を検索でき、シネマティック、ローファイ、企業向け、アンビエント、ダンス、テクノなど、海外の映像作品になじむサウンドを見つけやすいサービスです。
写真や動画素材と同じアカウントで音楽も探せるため、YouTube動画のBGM、背景映像、サムネイル用素材を一つのサービスで検討したい人にとって効率的です。
Pixabay Content Licenseでは、禁止用途を除きコンテンツを無料で使用でき、原則として作者の表示を必須とせず、編集や新しい作品への組み込みも認められていますが、素材をほぼそのまま単体で販売または再配布することはできません。
音楽の中にはYouTube Content IDに登録されているものがあり、正当なライセンスで使っていても申し立てが表示される可能性があるため、曲ページのContent ID表示を確認し、ダウンロード時のライセンス情報を保管しておく必要があります。
海外風の映像や洗練された広告動画を作りたい人には便利ですが、申し立てへの対応を避けたい初心者はContent ID登録のない曲を優先し、公開前の限定公開テストで問題が出ないか確認するとよいでしょう。
著作権フリーという言葉を誤解しない

無料音源サイトを安全に使うためには、「著作権フリー」という検索用語を、何をしても自由な音楽という意味で受け取らないことが重要です。
多くのサイトでは著作権が作曲者や運営者に残っており、利用者は規約で定められた条件の範囲に限って、動画の背景音楽として使う許可を受けています。
利用料が無料でも禁止事項に反すれば許諾の範囲外となるため、料金、権利の所在、使用条件を分けて理解しましょう。
著作権は作曲者に残る
一般に無料音源サイトでいう著作権フリーは、著作権が存在しないことではなく、権利者が定めた条件を守れば追加料金なしで利用できる状態を指す場合が多い言葉です。
著作権が残っている音源では、作曲者を自分だと偽ること、音源ファイルを素材として配ること、著作権管理サービスへ自分の作品として登録することなどは認められません。
| 表示される言葉 | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 無料 | 利用料金が不要か |
| 商用利用可能 | 収益化や広告案件に使えるか |
| 著作権フリー | 実際の許諾条件は何か |
| クレジット不要 | 例外となる用途がないか |
| 加工可能 | 許される編集の範囲 |
サイトの紹介文に自由に使えると書かれていても、その言葉だけで判断せず、権利の帰属、禁止事項、利用範囲が記載された正式な規約まで読むことが必要です。
ロイヤリティフリーは無料とは限らない
ロイヤリティフリーは、所定のライセンスを取得した後に、再生回数や使用期間などに応じた継続的な使用料が発生しない仕組みを表すのが基本であり、音源の取得価格が必ず無料になるという意味ではありません。
無料サイトでは費用を払わずにロイヤリティフリーの許諾を受けられることがありますが、有料サービスでは一曲ごとの購入費や月額料金を支払って利用権を得る形もあります。
- ダウンロード料金の有無
- 収益化動画への利用可否
- 広告や企業案件への利用可否
- 使用できるチャンネル数
- 契約終了後の動画の扱い
- クレジット表記の必要性
無料か有料かだけで優劣を決めるのではなく、自分の投稿本数、企業案件の有無、管理できるクレジット数、申し立て対応に使える時間まで含めて選びましょう。
Content IDの申し立ては起こり得る
Content IDは、YouTubeへアップロードされた動画の音声や映像を、権利者が登録した参照ファイルと照合する仕組みであり、登録音源と一致すると申し立てが自動的に表示されることがあります。
正規にライセンスされた無料音源を使っていても、音源が正式にContent IDへ登録されている場合や、第三者が不正に登録した場合などには、一時的な申し立てが生じる可能性を完全には排除できません。
Content IDの申し立てと著作権侵害による警告は同じものではありませんが、広告収益の受取先、視聴できる地域、動画の公開状態などに影響する場合があるため、通知内容を読まずに放置するのは避けましょう。
使用許諾を示せる規約、楽曲ページ、ダウンロード記録、クレジット表記を準備したうえで、音源サイトが案内する手順とYouTubeの異議申し立て画面を確認して対応することが基本です。
YouTube向け音源サイトの選び方

使いやすい音源サイトは、知名度や曲数が最も多いサイトではなく、自分のチャンネルの公開方法と利用条件が一致しているサイトです。
趣味の非収益動画、広告収益を得る動画、企業から依頼された動画、ライブ配信では確認すべき条件が異なるため、将来予定している使い方まで考えて選ぶ必要があります。
特にクレジット表記、商用利用の定義、検索機能の使いやすさは、継続投稿の負担を左右する重要な比較項目です。
クレジット条件を比べる
クレジット表記が必要な音源は、概要欄などに指定されたサイト名、作曲者名、曲名、配布元URLを記載することで無料利用が認められる仕組みです。
一本の動画で複数の曲を使う場合や、毎日投稿を続ける場合は表記作業が増えるため、必要情報を管理できるかまで考えてサイトを選びましょう。
| サイト | 基本的な表記方針 |
|---|---|
| YouTubeオーディオライブラリ | 楽曲により必要 |
| DOVA-SYNDROME | 原則不要 |
| BGMer | 通常利用は任意 |
| OtoLogic | 無料利用では必要 |
| MusMus | 無料利用では必要 |
| 甘茶の音楽工房 | 公式規約を確認 |
| 魔王魂 | 原則必要 |
| Pixabay | 原則不要 |
表記方針は規約改定や個別楽曲の条件で変わる可能性があるため、この比較だけで使用を決めず、ダウンロード直前に公式ページを確認してください。
収益化と商用利用を確認する
YouTubeパートナープログラムによる広告収益だけでなく、企業案件、アフィリエイト、商品販売への誘導、会員向け動画などが商用利用に含まれる可能性を考えて規約を確認しましょう。
現在は収益化していないチャンネルでも、過去動画を残したまま収益化する予定があるなら、最初から商用利用が認められた音源を選ぶほうが差し替え作業を減らせます。
- YouTube広告収益
- 企業から依頼された動画
- 商品や店舗の宣伝
- アフィリエイト動画
- オンライン講座
- 有料会員向けコンテンツ
商用利用可能と明記されていても、音源自体を販売する行為やBGM集として公開する行為まで認められるわけではないため、自分の動画で音楽が背景として機能しているかも確認してください。
動画に合う曲を探しやすいかを見る
曲数が多いサイトでも、目的の雰囲気へたどり着くまでに長時間かかると、動画制作全体の効率が下がり、毎回同じ人気曲に頼りやすくなります。
ジャンルだけでなく、明るさ、テンポ、使用楽器、曲の長さ、ループ対応、ボーカルの有無などで絞れるサイトなら、映像の内容に合う候補を比較しやすくなります。
ナレーション中心の動画では主旋律が強すぎない曲、ショート動画では冒頭から印象が伝わる曲、Vlogでは映像の場面転換に合わせやすい一定のテンポを持つ曲が使いやすい傾向があります。
候補を一曲だけ聴いて決めず、同じ場面に三曲ほど仮置きし、音を小さくした状態でも映像の印象を支えられる曲を選ぶと、視聴しやすい仕上がりになります。
無料音源を安全に使う手順

著作権トラブルを減らすには、音源を見つけてすぐ編集ソフトへ入れるのではなく、規約確認から公開後の記録までを一つの作業工程として整えることが大切です。
使用時点の条件を証明できる情報が残っていれば、担当者が変わった企業チャンネルや、数年後に申し立てが届いた動画でも状況を確認しやすくなります。
難しい管理システムは必要なく、保存する情報と公開前に見る項目をあらかじめ決めておくだけでも効果があります。
規約と楽曲情報を保存する
音源をダウンロードするときは、音声ファイルだけでなく、サイト名、曲名、作曲者名、曲ページのURL、取得日、クレジット条件を同じ場所へ記録しましょう。
規約は後から変更されることがあり、楽曲が配布終了になる場合もあるため、使用した時点の条件がわかる画面や文書を保存しておくと確認資料になります。
- 音源サイト名
- 楽曲名
- 作曲者名
- ダウンロード日
- 楽曲ページのURL
- 利用規約のURL
- 必要なクレジット
- 使用した動画名
チャンネルを複数人で運営する場合は、個人のパソコンだけに保存せず、共有フォルダや管理表を用意して公開担当者も確認できる状態にしましょう。
概要欄に正しく記載する
クレジットが必要な音源では、概要欄にサイトが指定する表記をそのまま掲載し、作者名やサイト名を省略した独自表記へ変えないことが安全です。
複数のBGMや効果音を使用した動画では、どの情報がどの素材に対応しているかわかるように整理し、視聴者にも権利者にも確認しやすい書き方を心がけましょう。
| 項目 | 記載例 |
|---|---|
| BGM | 曲名/作曲者名 |
| 配布元 | 音源サイト名 |
| ライセンス | 指定がある場合に記載 |
| 公式ページ | 必要な場合にURLを掲載 |
毎回一から入力すると漏れや入力ミスが起こりやすいため、動画説明の初期設定や編集用テンプレートへ共通表記を登録し、曲名などの可変部分だけを更新する方法が便利です。
公開前に著作権確認を受ける
完成した動画は、いきなり公開するのではなく、非公開または限定公開としてアップロードし、YouTube Studioに表示される著作権確認の結果を見てから公開日時を設定しましょう。
特に広告案件、公開時刻が決まった動画、プレミア公開では、直前に申し立てが判明すると音源の差し替えや再書き出しが間に合わないため、余裕を持って確認する必要があります。
申し立てが出た場合は、使用している曲と一致しているか、利用規約の範囲内か、クレジットを正しく書いているかを確認し、異議申し立てを行うか別の音源へ差し替えるかを判断します。
確認画面で問題がなかった場合でも将来の申し立てが絶対に起こらないとは限らないので、公開後も使用記録を削除せず、動画と音源の対応関係を残しておきましょう。
著作権トラブルを避ける注意点

無料音源のトラブルは、人気サイトを使ったかどうかよりも、許可されていない方法で音源を利用したことや、証明に必要な記録を残していなかったことから起こりやすくなります。
特に音楽を動画の背景として使う行為と、音楽そのものを視聴させる行為は、多くの規約で扱いが異なります。
公開後に問題へ対応できるよう、禁止されやすい用途、規約変更、申し立てへの対処を事前に理解しておきましょう。
音源を主役にした動画は避ける
通常のYouTube動画で認められやすいのは、映像、解説、会話、企画などが主なコンテンツであり、音源がその内容を支える背景として使用されている形です。
一枚の静止画に一曲を付けただけの動画、長時間の作業用BGM、音源を連続再生するまとめ動画などは、素材の再配布や音楽を主目的とした利用に該当する可能性があります。
| 利用例 | 確認の目安 |
|---|---|
| 解説動画の小音量BGM | 背景利用になりやすい |
| Vlogの場面演出 | 背景利用になりやすい |
| ゲーム実況のBGM | 配信条件も確認 |
| 一曲を聴かせる動画 | 禁止の可能性が高い |
| 作業用BGM集 | 個別許可が必要な場合あり |
| 音源ファイルの配布 | 原則避ける |
動画内に映像が付いているだけでは背景利用と認められない場合があるため、視聴者が動画を再生する主な目的が音楽を聴くことになっていないかを基準に判断しましょう。
規約は使用するたびに確認する
一度利用したことがあるサイトでも、運営方針、著作権管理の方法、Content IDへの対応、クレジット条件などが変更される可能性があります。
以前ダウンロードした曲を別の動画で再利用するときや、数年ぶりに同じサイトから取得するときは、記憶だけで判断せず最新の公式規約を読み直しましょう。
- 規約の更新日
- 商用利用の条件
- クレジットの形式
- 配信での使用可否
- ショート動画での扱い
- Content IDの案内
- 禁止用途の追加
- 楽曲個別の注意書き
検索結果の要約や古い紹介記事には改定前の条件が残ることがあるため、最終判断は必ず音源サイトの公式ページと使用する楽曲の詳細ページを基準にしてください。
申し立てには証拠をそろえて対応する
著作権の申し立てが表示されたら、慌てて動画を削除したり、根拠を確認せず異議を申し立てたりするのではなく、まず申立人、対象区間、使用楽曲、動画への影響を確認します。
次に、ダウンロード元の楽曲ページ、利用規約、取得記録、ライセンス証明書、概要欄のクレジットなどを集め、自分の使用方法が許諾範囲に含まれているかを整理しましょう。
正当な利用を確認できる場合は、YouTubeと音源サイトが示す手順に沿って異議申し立てを行いますが、規約に反する可能性がある場合や証拠を用意できない場合は、別の曲へ差し替える判断も必要です。
著作権に関する警告や法的な通知が届いた場合は、通常のContent ID申し立てより重大な可能性があるため、通知の内容を正確に読み、必要に応じて著作権に詳しい専門家へ相談してください。
自分の動画に合う音源を選んで安心して投稿しよう
YouTubeで無料音源を安全に使うには、単に「著作権フリー」と表示された曲を選ぶのではなく、公式の利用規約を読み、収益化、商用利用、クレジット、加工、ライブ配信、音源を主役にした利用の条件を確認する必要があります。
初心者はYouTubeオーディオライブラリ、選択肢の多さを重視する人はDOVA-SYNDROME、表記の負担を抑えたい人はBGMer、BGMと効果音をまとめたい人はOtoLogicなど、自分の制作方法に合うサイトから候補を絞ると効率的です。
音源を取得したら曲名、作曲者、配布元、ダウンロード日、規約、必要なクレジットを保存し、完成した動画を非公開または限定公開でアップロードして著作権確認の結果を見てから公開しましょう。
利用条件を守り、音楽を映像やナレーションを支える背景として適切に使えば、無料音源は動画の雰囲気を整え、視聴者に内容を伝えやすくし、チャンネルらしい世界観を育てる心強い制作素材になります。



